天然鮎の内臓(はらわた)の食べ方

四万十川の天然鮎

天然鮎の内臓(はらわた)は食べることができます。

自然の鮎は川の中の石に付いたコケを食べて大きくなるため、人が食べても害はありません。

ただし横川吸虫という寄生虫の心配がありますので生食ではなく、じゅうぶん火を通す調理方法が推奨されます。

養殖の鮎は人工飼料で大きくなっていますので、こちらも食べても害はありませんが天然鮎と比べるとお味のほどは落ちます。

塩焼きした鮎の内臓は苦みがありその苦みがお好きなかたが多いのです。

苦手なかたはあらかじめ内臓を取ってから塩焼きなどの調理をされるとよいでしょう。子どもさんでも食べやすくなりますよ。

内臓の食べ方として、新鮮な内臓や卵だけを取り出して塩漬けにする「うるか」という昔ながらの料理があります。

とくに新鮮な鮎のメスの卵とオスの白子で作る子うるかは絶品です。

最近はうるかを作る漁師も少なくなってきたので貴重な食べ物になりつつあります。

関連:新鮮な鮎の卵と白子(しらこ)からできる子うるかの作り方